2024年10月1日〜15日
【コレクター】
2024年に世界のトップコレクターが購入したものを、現代の静物画から16世紀の聖人の彫刻まで幅広くご紹介。過去12か月間のトップコレクターの購入作品を振り返り、それらの作品に惹かれた理由について洞察する。-ARTnews
https://www.artnews.com/list/art-news/news/top-200-collectors-2024-art-purchases-1234718765
*ARTnews Japanに完全翻訳のページがございます。https://artnewsjapan.com/article/2771
【マーケット】
なぜ今、これほど多くのアート作品が乱雑に見えるのか?CULTUREDの共同チーフアート批評家、ジョン・ヴィンクラーが、マイケル・クレバーの乱雑な仕事場をアートとして利用した作品や、ピーター・フィッシュリやデイヴィッド・ヴァイスのありふれた模倣作品などについて考察する。-CULTURED
https://www.culturedmag.com/article/2024/10/09/messy-art-trend-new-york-galleries
【アーティスト】
Nara Roesler Gallery は、大竹富江の代表作「Untitled」(1982年)がニューヨーク近代美術館 (MoMA) に永久コレクションとして収蔵されたことを発表した。1913年に京都に生まれた大竹はその後ブラジルに移住。日系ブラジル人アーティストの集団である成美グループに参加し、後に抽象的な探求に没頭した。今回の収蔵はブラジルとアメリカ大陸における抽象芸術の第一人者としての地位を固めることになる。-artdaily
https://artdaily.cc/news/174512/Tomie-Ohtake-s--Untitled--acquired-by-MoMA
【アートフェア】
10月13日まで開催されるフリーズ・ロンドン2024、印象的な彫刻から象徴的な庭園まで時間をかける価値のあるベストブースをご紹介。-ARTnews
フリーズ・ロンドンのVIPデー2日間には彼らを忙しくさせるのに十分な数の来場者があり売り上げも好調だったようだ。10月18日に始まるアート・バーゼル・パリがいにグラン・パレに移転することもあり、アート界ではロンドンとパリのライバル関係が取り沙汰されているが、ハウザー&ワースのグローバル・クリエイティブ・ディレクター、ニール・ウェンマンは「2つは特性が違う ー ロンドンは芸術が作られキュレーションされるクリエイティブな場所であり、パリはそれほど現代的ではなくより古典的、そして非常に好調だ」と話した。-ARTnews
新作とヴィンテージ作品の最高作品を集めた傑出したイベント・PADロンドン2024が、10月8日から13日までロンドンのメイフェアで開催される。記事ではアート、デザイン、ジュエリーなど注目すべき出品作品をプレビューする。-Galerie
https://galeriemagazine.com/pad-london-2024/
【ギャラリー】
ペロタンギャラリーが、2025年にロンドンのメイフェア中心にある有名つ星ホテル、クラリッジズホテルに3,800平方フィートの新スペースをオープンする予定と発表した。オーナーであるエマニュエル・ペロタンはパリ、香港、ニューヨーク、ソウル、東京、上海、ロサンゼルスにギャラリーを持っているが、「私たちは英国のアート界やコレクターと長年の関係を築いてきた」とし、ロンドンに拠点を持つ重要性を強調した。-ARTnews
【美術館】
ワシントンD.C.にあるスミソニアン博物館のハーシュホーン美術館と彫刻庭園は、ジャン=ミシェル・バスキアとバンクシーの意外な組み合わせを計画している。両アーティストの作品がワシントンD.C.の美術館で展示されるのは今回が初めてで、関連作品2点の展示が今月下旬に開始され、2つの絵画の1年間にわたる展覧会が開幕する予定だ。ハーシュホーンのディレクター、メリッサ・チウ氏は声明で「バスキアとバンクシーを並べることで、バスキアの遺産、特にスタジオでの活動を通じてストリートアートの比喩が美術館に持ち込まれたことに焦点を当てることができる」と述べている。-artnet
【マーケット】
アート作品が投資対象でありアーティストが消耗されていることが取り沙汰されて久しいが、春のオークション結果を見ても明らかなように多くの投機家が逃げ出した今、残っているコレクターは投資価値ではなくアートそのものに関心を持つ人々、つまり耳ではなく目で購入する人々だ、と語るギャラリストも多い。市場の多くは収集と後援に対する知的で厳格なアプローチを20世紀のものと関連付けているが、これらの「真の信奉者」は依然として影響力のある存在だ。彼らは市場が何を評価するかに興味がなく(彼らの評価が市場価値と一致することもあるが)もっと思慮深い取り組みをしている。若いコレクターにとって彼らは芸術のパトロンとしての模範を示し、作家と芸術組織の両方に影響を与えながら、自分の好奇心も追求するための道筋を示してきた。「学校と同じです」とアートアドバイザーのアラン・シュワルツマンは語る。「物事をうまく進めて変化をもたらすには、良い指導者が必要です。」-ARTnews
https://www.artnews.com/art-news/news/true-believer-art-collectors-1234720159/
アートバーゼルの戦略と、不安定な市場におけるフェアエコシステムに関する5つの質問に、フェアディレクターのクレマン・ドゥレピーヌ氏が回答。ブランド名を Paris+ から Art Basel Paris に変更した理由などを語った。-artnet